ゼンハイザー「IE100PRO」使用レビュー

イヤホン
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今回は、ゼンハイザー(SENNHEISER)のモニターイヤホン「IE100PRO」のレビューをしていこうと思います。

僕は以前ブログでも紹介した「CX300S」をゲーム、音楽、動画鑑賞用途で使っていました。

CX300Sも決して悪いイヤホンではありませんが、以前からモニターイヤホンを使ってみたかった事もあり、今回この「IE100PRO」を購入しました。

現在までこのイヤホンを2週間程使用して来たので、この記事では使用感の面を中心にレビューしていきます。

この記事の内容は以下の様な方にオススメです。

  • ゲーム、音楽、動画鑑賞に使えるイヤホンを探している
  • 1万5千円以内で満足度の高いイヤホンを探している
  • 高解像度のイヤホンが好き

よろしくお願いします!

IE100PROについて

このIE100PROは「IE40PRO」の後継モデルとして2021年6月27日に登場しました。

ゼンハイザーのモニターイヤホンの中では一番安いエントリーモデルになります。

他には「IE400PRO」、「IE500PRO」が展開されていますが、どれもIE100PROとの価格差が4万近くあります……!

なので、現在ゼンハイザーで安くイヤモニを買おうとすると実質このIE100PRO一択になりますね。

なぜIE100PROを買ったのか

以前は同じゼンハイザーの「CX300S」を使っていました。

しかし、徐々により良イヤホンを試したくなり、同じゼンハイザーでゲームにも使える「IE100PRO」の購入に至りました。

はい。要するに物欲に負けたという事です。

そんなわけで次からはこのIE100PROについて詳しく書いて行きます。

IE100PROの装着感

このイヤホンは”sure掛け”と言われる方法で使うイヤホンになります。

”sure掛け”とはこの様に耳の後ろにケーブルを添わせて装着します。

sure掛けするとこの様な状態になります。※このイヤホンは他の手持ちのイヤホンですが、IE100PROでも同じ状態になります。

少し特殊な装着方法なので、僕の様に”sure掛け”のイヤホンを初めて使う方は、慣れるまで時間がかかると思います。

僕もまだ慣なれなくて、扱いに手こずっているので早く慣れたいところです。

肝心の装着感はかなり良いと感じました。

その理由は、カナル型イヤホンにありがちな圧迫感を感じにくい事

あまり耳の中に押し込んでいるという感じがしない装着感です。

なので、耳の中に圧迫感をあまり感じる事なく使用する事が出来ました。

実際にIE100PROを付けた状態で長時間ゲームをプレイしても、とても疲れにくいので長時間の使用にもとても適していると感じます。

IE100PROの音質について

このイヤホンの音質は大きく分けて3つの特徴があると感じました。

その特徴は

  • 高解像度
  • 音場の広さ
  • 定位感の良さ

この特徴を踏まえた上で、音楽鑑賞時、ゲームプレイ時、動画鑑賞時の3つの場面での音質面について書いて行きます。

音楽鑑賞

再生環境は、PCに「アストロミックスアンププロTR」を繋ぎ、EQはフラットにして「Spotify」で音源を再生しています。

  • 解像度

解像度はとても高いので、どのジャンルもスッキリとした音で聞くことが出来ます。

また、ボーカルの距離もとても近くに聴こえます。

  • 音場の広さ

とても広いです。

ステレオではありますが、頭の中全体を使って音が鳴っています。

解像度の高さと相まってとても解放的な聞き心地だと感じました。

  • 定位感

抜群に良いです。

音の分離も良いので楽器の細かい音がとても良く聞こえます。

音楽鑑賞まとめ

前述の様に、解像度、音場、定位感、音の分離はとても満足のいくイヤホンです。

しかし、「モニターイヤホン」という特性故か個人的には音楽を聴くにはあまり面白味が感じられませんでした。

ボーカルを含めた全ての音が頭の中で横一列に並んでいる様に聴こえ、リスニングイヤホンの様な音に包まれている感覚はありません。

また音の迫力も少なく、サビの盛り上がりも欠いているので、聴いていると何か肩透かしを食らったような気持ちになります。

なので、音楽鑑賞用途では少し面白味に欠けるイヤホンだという印象を受けました。

しかし、解像度、音場の広さ、音の分離感は抜群に良いので、その点を重視する方なら音楽鑑賞用途でも満足出来るのではないかと思いました。

ゲームプレイ

普段僕が良くプレイしている「Apex」と「サイバーパンク2077」を『IE100PRO』を使ってプレイしてみました。

Apex

このゲームでは以前の「CX300S」と同じEQ設定でプレイしています。

このEQ設定で使っています。

  • 足音

このEQ設定で良く聞こえています。

足音の距離感も正確だと感じました。

なので、聞こえて来る足音の大きさから敵の位置を大体正確に把握する事が出来ます。

この点はApex等の足音で敵の位置を把握するゲームに非常に向いていると感じます。

※2023/3/11追記

その後しばらく使ってみました。

その結果。ApexではIE100PROの解像度の高さが仇となり、足音以外の音が聞こえ過ぎてしまうので、肝心の足音が逆に聞こえにくいイヤホンだと感じました。

環境音や、銃声がEQをかけても結構はっきりと聞こえるので、あまりApexには向いていないというのが僕の現時点での印象です。

  • その他の音

足音以外の音も良く聞こえています。

しかし、気になる点としては銃声がうるさいという事。

どの銃もうるさいですが、「R-301」「オルタネーター」「ピースキーパー」辺りの銃が特にうるさいです。

この銃声の面はEQ設定で抑える事が出来ると思いますが、銃声を抑えると足音が聞こえにくくなるので、良いEQ設定を見つける必要があります。

また、音の解像度が高いためか環境音が聞こえ過ぎるとも感じました。

環境音で足音が若干聞こえにくくなる場面もあったので、この点は気になりました。

環境音もEQである程度抑える事が出来ますが、足音との兼ね合いもあるので調整が難しい所です。

サイバーパンク2077

Apex程難しい事を考える必要は無く、「ステレオモード」を使いEQはフラットの状態で鮮明かつ臨場感がある音を楽しむ事が出来ました。

特に街中を歩いている時には細かい音が聞こえ、音の定位感も良いのでとても楽しくプレイする事が出来ます。

また、ゲーム内BGMもとても鮮明に聴こえます。

このゲームタイトルはゲーム内BGMが良いので、鮮明な音で楽しむ事が出来るのは嬉しい所です。

次は動画鑑賞用途ではどうだったかについて書いて行きます。

動画鑑賞(映画、アニメ)

まず初めに感じたのは、演者のセリフがとても近くに聴こえるという事。

また音場がとても広いので劇中の爆発音等が良く響き、非常に臨場感ある動画鑑賞を楽しむ事が出来ました。。

これらの事から、IE100PROは動画鑑賞用途にも適したイヤホンだといえます。

まとめ

今回は『IE100PRO』の使用レビューについて書いて来ました。

1万円という値段に見合ったとても満足度の高いイヤホンです。

1万円第でゲームにも使える良いイヤホンを探している方は、この『IE100PRO』を検討してみてはいかがでしょうか。

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